アドミンツールセットとは

アドミンツールセットはZygnathのシステム管理者の方を支援する様々なツールをご提供します。

現在のアドミンツールセットには以下のツールが含まれています。

ごみ箱設定ツール

概要

既存のフォルダ構成に対して、ごみ箱の位置を再設定するツールです。

標準添付のバルクローダとは違い、同じごみ箱のパスを、対象のフォルダに再帰的に設定する事が出来ます(解除も出来ます)。

また、設定済みのごみ箱のパスを取得する機能もあります。

こんな場合に

運用開始後にごみ箱の構成を見直したい場合

ごみ箱設定ツールでは、ごみ箱の一覧を取得する事が出来ますので、一覧で出力した後に見直しを行い、同ツールを利用して再設定を行う事が出来るようになります。

不意の操作でごみ箱のパスが変更になってしまい再設定を行いたい場合

操作ミス等もそうですが、大幅なフォルダ構造見直しが発生した場合に、意図したごみ箱設定ではなくなってしまう事があります。そのような場合にもごみ箱設定ツールをご利用頂く事で、簡単にごみ箱の位置を再設定出来ます

ファイル自動削除ツール

概要

特定のフォルダ配下のファイル・フォルダに対して、更新後一定期間経過したものを一括でごみ箱に移動するツールです。

ごみ箱に移動するまでに期間は設定ファイルで変更可能です。

CUIのアプリケーションですので、ジョブスケジューラ等と連携して頂く事で、アクティブなエントリのみをZygnath上に保持する事が可能になります。また、標準のごみ箱削除機能と同時に運用する事で、ファイル・フォルダの削除までを自動化する事が出来ます。

こんな場合に

Zygnath上に保持するファイルの容量を抑制したい場合

更新が行われていないファイルは本ツールで自動的に削除されるようになるため、常に活動的なファイルのみZygnath上に保持されるようになります。

一時的な情報交換の場所として利用しているフォルダ等は、不要なファイルの蓄積を防ぐ事が可能です。

メールの添付ファイルを削減するという目的でZygnathを導入されている場合

メールの添付ファイルを削減するためにZygnathを利用されている場合、添付ファイルを配置するZygnath上のフォルダは、ファイル自動削除ツールの処理対象とするのに非常に適しています。

一定期間経過したファイルが自動的に削除されるようになるため、不必要なファイルの公開も抑制する事が可能です。

アクセスログ削除ツール

概要

Zygnath上のファイルに対して記録されるアクセスログについて、一定期間経過後したものを一括で削除するツールです。

削除する期間はツール実行時に指定が可能です。

CUIのアプリケーションですので、ジョブスケジューラ等と連携して頂く事で、過去一年間のアクセスログを保持するといった運用が可能になります。なお、本ツールでは削除されたアクセスログを同時に出力する機能も提供しています。

こんな場合に

Zygnathが利用するデータベースの容量を削減したい場合

Zygnathでは、ユーザ自身でアクセスログを記録するファイルを決定する事が出来ます。但し、そのためにアクセスログを削除する機能が提供されていません。これは、ユーザはアクセスログをオフにする事も出来るため、記録を残し続けないと誰がアクセスログをオフにしたのかという記録が残らなくなります。

システム管理者が完全に削除しても問題ないと判断出来る場合、本ツールを利用する事で、アクセスログを削除し、データベースが利用する容量を削減する事が出来ます。

Zygnath上の全てのファイルに対してアクセスログを記録している場合

運用開始時のポリシーとして、全てのファイルに対してアクセスログを保持する事を決定している場合、アクセスログが利用する容量は膨大なものになる事があります。

そのような場合には、アクセスログ削除ツールの導入をおすすめします。

バージョニング削除ツール

概要

バージョニングされているファイルに対して、特定世代以前のものを一括で削除するツールです。

削除する世代数はツール実行時に指定が可能です。たとえば、3世代以前を削除するように指定すると、システム全体で、3世代以前のファイルを保持しなくなります。

CUIのアプリケーションですので、ジョブスケジューラ等と連携して頂く事で、Zygnath上で保持されているバージョン数を固定する事が出来ます。

こんな場合に

ファイルの誤更新を防止したい場合

Zygnathが提供するバージョニング機能は、ファイルの誤った更新が発生した場合に、復旧するための有効な手段となります。

さらに、バージョニング削除ツールを合わせてご利用頂く事で、たとえば1日のうちで更新する分には何バージョンでも残せるが、翌日に持ち越せるのは、3バージョンまでという運用が可能になります。

このようにする事で、ユーザは1日のうちにおけるファイル操作が制限される事は無くなり、システム管理者は余分なストレージの確保を行う心配が無くなります。

ホームフォルダ固定ツール

概要

ユーザ初回ログイン時に、そのユーザのホームフォルダを特定箇所に自動的に設定します。

これにより、全てのユーザでホームフォルダを1箇所に固定する事が出来ます。

どのフォルダを共通ホームフォルダとするかは設定ファイルにて変更可能です。

こんな場合に

ユーザ毎のホームフォルダを運用したくない場合

組織を模した構造やグループ単位でのフォルダ運用を考えられている場合は、ユーザ固有のホームフォルダを持たせたくない事があります。

本ツールをご利用頂く事で、全ユーザのホームフォルダを統一する事が可能です。

ユーザがブラウザからログインした場合は、必ず一度ホームフォルダを参照する事になるため、周知が必要なファイルを置く場所に利用する事も出来ます。