Xythos Drive によるアクセス

Xythos Drive では、ネットワークドライブとしてBlackboard Xythosサーバ製品上のフォルダをマウントする事が可能です。

WebDAVクライアントであるため、どのようなネットワークを経由したアクセスであっても、ローカルPCでの操作と同じような感覚でフォルダ・ファイルを扱う事が出来ます。

右クリックによる操作

Xythos Drive をインストールすると、Blackboard Xythosサーバ上のファイル・フォルダを右クリックした際のメニューにいくつかのメニューが追加されます。

Blackboard Xythos固有の機能に対しても、シームレスにアクセスする事が可能です。

Mass Config機能とは

Mass Config機能は、エンドユーザのXythos Driveのインストール設定をするために使用されます。 例えば、エンドユーザ向けに新しくサーバへの接続設定を作成して、ドライブレターを指定することができます。 また、キャッシュサイズなど様々なオプションを設定するために使用することができます。

Mass Config機能で出来る事

接続先を固定にする

Mass Config機能を利用する事により、配布するXythos Driveのプログラムに接続先の設定を埋め込む事が出来ます。

エンドユーザが接続先の設定を変更できないように設定する事も可能であるため、例えば部署毎にMass Config機能を利用したプログラムを用意する事により、接続先が複数あってもそれを意識させないような運用が可能です。

目的別に特殊な設定を埋め込む

例えば共有コンピュータとして運用している場合に、Xythos Drive終了時にキャッシュを削除するようにしたり、ユーザ名やパスワードを保存させないようにする等の設置を強制したい場合があります。

Mass Config機能では、これらの設定もプログラム埋め込む事が可能であるため、共有コンピュータとして運用する端末が複数ある場合も、設定が埋め込まれたプログラムを配布するだけで対応が可能です。

Auto Update機能を利用する

後述のAuto Update機能では、アップデートをするかどうか判断するためのファイルをMass Config機能で指定します。

アップデートの基準となるファイルのパスを複数用意する事で、他より優先的にバージョンアップをするプログラムと、それより遅らせるプログラム等、アップデートのタイミングを複数準備することが出来ます。

Auto Update機能とは

Auto Update機能は、自動的にXythos Driveの更新バージョンのソフトウェアをチェックし、 ダウンロード/インストールするための機能です。

クライアントアプリケーションの運用は、特にバージョン管理が煩雑になりがちです。Auto Update機能を利用すれば、バージョンの統一を行う事が出来ます。

Auto Update機能で出来る事

利用するプログラムバージョンの統一

Auto Update機能を利用すると、Xythos Driveの起動時に毎回更新をチェックするようになるため、常に最新バージョンにする等、管理の難しいクライアントアプリケーションであっても、特定のバージョンに統一する事が可能です。

また、特定のバージョンに問題があった場合のために、バージョンアップだけでは無く、バージョンダウンも可能になっています。

設定の一括変更

プログラムは更新せずに、設定だけを一括で変更したい場合があります。Mass Config機能はプログラムに埋め込みを行う種類の設定ツールですが、Auto Update機能と組み合わせる事で、設定の一括変更が可能です。

マウントしていなくても利用可能な直接編集

Xythos Driveをインストールしている環境であれば、ブラウザでファイルをダブルクリックする事により直接編集が可能です。

ネットワークドライブとしてマウントをしていなくても、Xythos Driveが自動的に接続設定を生成してくれるため、普段利用しない領域のファイルがEメールリンク機能で送られてきた場合であっても、簡単に直接編集ができます。

Xythos Drive

項目	内容
ネットワークドライブとしてマウント	WebDAVサーバをドライブレターが付いたネットワークドライブとして割り当てる事が可能です。
編集時のファイルの自動ロック	ファイルを編集中に他のユーザが変更できないように自動的にロックします。
エクスプローラに統合されたコンテキストメニュー	Xythosサーバの機能に素早くアクセスするために、エクスプローラに統合されたコンテキストメニューを提供します。
URLのクリップボードへコピー機能	ファイルのURLをクリップボードへコピーする機能です。
Application Filters	WebDAVに非対応のアプリケーションからのファイル編集も、WebDAV経由で安全に出来るようにするための機能です。
Mass Configuration	システム管理者が、一部の機能を無効化したり、接続設定を事前に埋め込んだ形で、専用のXythos Driveを作成できる機能です。
Auto Update機能	ユーザが最新バージョンのXythos Driveを手動でインストールする事無く、自動的にバージョンアップする機能です。 Xythos上に配置した特定バージョンのXythos Driveをアップデート対象に指定する事が出来るため、システム管理者がバージョンアップ対象を完全にコントロールする事が可能です。
Silent/MSIインストールオプション	Xythos Driveを配布する際に、ユーザに意識させる事無く、サイレントインストールする事を可能とします。配布用のアプリケーションと協調して配布する事が可能です。